can't dance well d'Etre

経験不足のカラダと勉強不足のアタマが織りなす研究ノート

映画『グレイテスト・ショーマン』:最も偉大なマイノリティであれ!~フリークスであることの栄光に関する覚書

 映画『グレイテスト・ショーマン』を見ました。

 おもしろかったです。

 でも、ただ「おもしろかった」だけで終わらせるのは惜しい。それくらいに〝ナニカ〟を感じる映画体験でした。

 なのでその〝ナニカ〟をたしかめるためにも記事にすることにしたのです。

 

 わたしは『グレイテスト・ショーマン』を見て、この映画から「人生には希望があふれている」というメッセージを受け取るひとが多いだろうと感じました。〝夢を見ることの希望〟と言ってもいいでしょう。

 なんにせよ、ポジティブであることはたしかです。

 とくにフリークスという〝ユニークな人々〟が登場して、彼らもまた誰に邪魔されることのない絶対的なものとしての自分の夢を追い求める姿は感動的です。

 主人公もまたまずしく、映画冒頭の様子などは思い描いている夢とは絶望的なへだたりがあるように思われます。

 なのに、あきらめない。

 夢を追うことは自分に与えられた当然の権利だとでも言わんばかりに、夢に向かって突き進むのです。

 

 映画『グレイテスト・ショーマン』が、ひとの人生について、とくにひとが自分の夢を追うことについて何かしら重要なことを語っているとしたら、それはなんだろうか?

 

 わたしは考えはじめ、そして――この記事を書き上げました。

 

  • この記事の構成について
  • グレイテスト・ショーマン』の概要
  • ①人生は一度きり!冒険しよう!
  • ②他人の目なんて気にしないで!あなたはあなたなんだから!
    • 他人の目を気にすることなく自分自身になる
    • 夢を追いかけることは〈自分が自分であること〉にとっては絶対的なものである
  • ③マジョリティの安心感なんてクソ!むしろフリークス(マイノリティ)であることの栄光に浴せ!
    • 自分のことをマジョリティだと思っている人たちの醜さ
    • マジョリティの堕落とマイノリティの躊躇
    • フリークスのロジックは「みんな違ってみんないい」
  • あるひとつ感想:フリークスとしての自覚を持つことが大切である
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映画『ナポリの隣人』:通訳者は弁護士をウソつきと解釈する

2019年3月12日に映画『ナポリの隣人』を観ました。ジャンニ・アメリオ監督の映画です。ひとつの家族のすれ違いを、移民問題を抱えるナポリを背景にして映した作品。実の家族でうまくいっていなかった関係を、移民である隣人家族との関係ではうまくいきそうになってしまう父親とその娘の関係について書きました。

キーワード:真理と事実、解釈と通訳、家族と移民

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なぜ本当に書きたいことは書き出すことができないのか:試考日記0002(2019年3月16日)

ふと思ったこと。とりあえず、わたしは書いているけれど、本当に書きたいことのほとんどがまだ手つかずのままなんじゃないだろうか。これってヤバい。なんのために考えているんだ!なんのために書いているんだ!――この、一種の欠落感について、書いてしまっていました。

 

  • 本当に書きたいことに手をつけていない
  • 本当に書きたいアイデアを書き出せない理由
  • とりあえずの第一行を待ちながら
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書き手はプラットフォームのなかで機械になりたい:試考日記0001(2019年3月15日)

 試考日記なんてものをはじめてみます。なるべくチャラチャラ書くことを目指すという代物です。チャラチャラとは何かってのはまだよくわかっていないのですが……。

 今回書いてしまったのは「書くこと」に関することです。何を書くのか、どこで書くのか。それと〝どこで書くのか〟ってことが書き手にとってどういう意味を持つのかって話になってしまったようです。最終的には書く機械になりたいという欲望が登場してます。

 目次をご覧になって、関心が湧くことがありましたら、お目通しするのも一興かと存じます。 

  • 試考日記
  •  
  • 何を書くのか/どこで書くのか
    • 何かを書く/どこかで書く
    • 読まれるために情報であれ
    • 粋な読書家の作文観
    • 読者の目で書く
    • 自分の目=他人の目
    • 未熟な書き手の成長にとって何を書くかは重要ではない
    • 未熟な書き手の成長にとってどこで書くかが重要になる
  • プラットフォームの構築と機械でいられる環境
    • 書く場所を作って感じたストレス
    • うまく描く機械になりたい!
    • プラットフォームのなかで機械になる
    • 書く機械になりたい!
    • 不思議な欲望は言葉の綾とは限らない
    • エンジニアとクリエイタ
    •  
    • わたしはいまだに機械になれていない

 

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