can't dance well d'Etre

経験不足のカラダと勉強不足のアタマが織りなす研究ノート

似非図書感想

図書『いつかすべてが君の力になる』:本番のために練習があるのではなく、練習のために本番がある

声優の梶裕貴の本を読んで、思いがけず含蓄のある言葉を見つけました。【勉強や練習】と【試験や本番】とがあり、前者は後者のためになされるという認識が通例です。しかしそれはむしろ逆なのではないか。結局のところ【勉強や練習】の〈場〉こそが大元なの…

図書『自閉症の僕が飛びはねる理由』:障害または個性に抗して、表現力を鍛えるために努力して感覚を洗練させていくこと

東田直樹『自閉症の僕が跳びはねる理由』を読みました。その本から何を読み取れるのか。そして何を読み込めるのか。言い換えれば、本に何を読み、何を読まれるのか。自閉症を巡る発見について。 はじめに:自他の違いの手触り 自閉症について――音の伴わない…

図書『夜と霧』よ今度もありがとう

わたしの人生において2度目の『夜と霧』体験をする運びとなり、いろいろ感じるところがあったので、キーボードに手指を置いてみた次第。執筆は3日ほど。言いたいことはないといいな。書いたことがあるだけ。でも意味はある。フランクルが確かめた人生の意味…