can't dance well d'Etre

経験不足のカラダと勉強不足のアタマが織りなす研究ノート

2019-01-01から1年間の記事一覧

【創作とは何か】マッチュの描いた芸術家の精神構造【詩へいたる病】

こんにちはザムザです。東京都美術館で開催されている『クリムト展 ウィーンと日本 1900』に行ってきました。そこでクリムトについて感じたことを書いてみようと思い、いざ書きだしてみたらマッチュが主役になってしまいました。というのもクリムト展にはク…

映画『グレイテスト・ショーマン』:最も偉大なマイノリティであれ!~フリークスであることの栄光に関する覚書

映画『グレイテスト・ショーマン』を見ました。 おもしろかったです。 でも、ただ「おもしろかった」だけで終わらせるのは惜しい。それくらいに〝ナニカ〟を感じる映画体験でした。 なのでその〝ナニカ〟をたしかめるためにも記事にすることにしたのです。 …

映画『ナポリの隣人』:通訳者は弁護士をウソつきと解釈する

2019年3月12日に映画『ナポリの隣人』を観ました。ジャンニ・アメリオ監督の映画です。ひとつの家族のすれ違いを、移民問題を抱えるナポリを背景にして映した作品。実の家族でうまくいっていなかった関係を、移民である隣人家族との関係ではうまくいきそうに…

なぜ本当に書きたいことは書き出すことができないのか:試考日記0002(2019年3月16日)

ふと思ったこと。とりあえず、わたしは書いているけれど、本当に書きたいことのほとんどがまだ手つかずのままなんじゃないだろうか。これってヤバい。なんのために考えているんだ!なんのために書いているんだ!――この、一種の欠落感について、書いてしまっ…

書き手はプラットフォームのなかで機械になりたい:試考日記0001(2019年3月15日)

試考日記なんてものをはじめてみます。なるべくチャラチャラ書くことを目指すという代物です。チャラチャラとは何かってのはまだよくわかっていないのですが……。 今回書いてしまったのは「書くこと」に関することです。何を書くのか、どこで書くのか。それと…

【MIHOシネマ】映画鑑賞にとってネタバレとは何か【映画ブログ紹介】

映画のあらすじ解説の総合メディア《MIHOシネマ | 映画ネタバレあらすじ結末》の紹介をします。同時に映画のネタバレとは何かを考え、映画を見るときにわたしたちが映画に対して期待していることとは何かをまとめました。記事の方向としては映画にネタバレは…

眼差す主体と生の実感――わたしたちが幽霊であるとすれば。

2018年12月の後半。石井七歩さんのツイートを目撃したことから、ハイデガーの存在への問い、幽霊のような自己、そして眼差す主体としてのわたしたちについての思考を書き出してみた記事。ロジカルなデッサンというよりアイデアのスクリブルかもしれない。800…

メンヘラがツラいのは言葉の使い方が原因だった!――分析と対策

メンヘラの言葉使いにはいつも不思議なものを感じていました。そこでは〝自分のせい〟か〝他人のせい〟かのどちらかしかないのです。もしかしたら言葉の使い方がメンヘラ状態にあるひとの生きづらさをを生んでいるのかもしれない。そんな観点からまとめてみ…