2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧
人生に盟友を!その人物はまた名優にもなることでしょう。(2018.9.3-11.27) キーワード:盟友、名優、時代、人生 人生の盟友を―― 《ベルサイユのばら》による備給 《東京ラブストーリー》による備給 人生の盟友/名優を増やしたい!
「実証」と「実験」とでは言い方として効果が違っています。「実証実験」などとまとめられていたりすることもありますが、それらはわたしたちの生活の実際と一致することが賭けられているようでありながら、どこか〈別の世界〉の話題のようにも感じられます…
何かを評価するとき、ひとはときに自らの主観的なものを根拠にして「自分はそれに共感できないからダメなもの」だという評価を下したりします。とはいえ、そのような評価者は、その評価によって何かしらメッセージを込めてしまってはいないでしょうか。 キー…
人生はうまくいかない。何かが自由をせき止めている。その何かとはトラウマのことだ。そのトラウマを見て見ぬふりはできない。付き合わねばならない。おそらく、わたしたちが何気なく使っている「個性」という言葉も、トラウマとの付き合い方への名状に違い…
合理性、リテラシー、コンプライアンス意識。社会で求められがちなものを並べてみたとき、どうにも堅苦しいのは何故か。そもそもリテラシーはそんなに大事なのか?実はこっそりヤバいものなんじゃないか?――なんて疑いを抱いた末にコンプライアンス精神批判…
生産性やクリエイティブであることの重要性が説かれています。そこで行き交うメッセージを目にして感じたところがあったので、ざっくりと書いてみました。キーワード:感動の一元化、合理性
声優の梶裕貴の本を読んで、思いがけず含蓄のある言葉を見つけました。【勉強や練習】と【試験や本番】とがあり、前者は後者のためになされるという認識が通例です。しかしそれはむしろ逆なのではないか。結局のところ【勉強や練習】の〈場〉こそが大元なの…
あるゲームのキャラソンを聴いて、そこで声優がキャラになりきってセリフを言うくだりがありました。わたしはそれを聴いて違和感を覚えたのです。その違和感について書きます。キーワード:カント、想像力、ニーチェ、深淵、ガラス キャラソンとは何か ギャ…
竹宮恵子の『ウィーン幻想』を読むと、竹宮流の男と女の本質が立てられています。そこからはどのような含みが読解できるのか。わたしの関心は彼女の独特な語彙――「夢園」や「飛翔」――などの、〝概念としての可動範囲〟へと向かいました。むろん、ここで述べ…
欲望はわかります。しかし欲動ってなんでしょうか。ちょっとつかみ辛さがあるので、肉付けしてみようと思います。そういう記事です。(2018/09/26-11/09) 欲動ってなんぞや? 人称的な欲望と非人称的な欲動 「ノる/乗られる」感覚 フロイトの使用例 欲望主体…
2018年11月7日、ぼくは東京国立博物館で開催されている『京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ』展を観に行きました。 人文系の知識がちょっぴりあるものの、日本史にも仏教美術にも通じていないぼくが何を感じたのか。それをまとめてみます。 超俗と還俗を促…
ドラマ『漱石悶々 夏目漱石最後の恋 京都祇園の二十九日間』(2016)を見て思ったこと。 私は学部生時代にサブカルチャーの文学という講義を受けていた。そこで先生はこう言っていた。 「今では男性の成長は描けなくなっています。女性の成長物語だけが描けて…
ブーメランを投げないではいられないという認識から、「ブーメラン×タイムライン」のカップリングによって見えてくるレトリカルな現実認識について考えたところをまとめてみました。ブーメラン遊びをするための指導要綱的なもの。
ブーメランは遊びです。投げると、投げた人の元へと戻ってきます。しかし投げたことを知らないままにそれが返ってきたなら、痛い思いをする。ーーそのようなわたしたちの放っているブーメランについて書きました。 ブーメランを追いかける 事例M 事例R ブー…
近ごろ、鏡リュウジ(1968-)というひとの仕事に関心があって、ちょこちょことつまみ読みしています。その過程で『魂の西洋占星術』(1991)という本を読んだのですが、そこで占いの「当たる・当てる」ことに関する興味深いことが書かれていて、そのことについて…