【800字】顔と鏡と世界の印象【デッサン#1】
どうも、ザムザです。試みにエッセイ調で字数をきっかり決めて書いてみるシリーズをはじめたく思います。字数は800字。デッサン的な感覚で書いてみたいなぁというノリです。書くことは即興で、それでは以下より。
続きを読む
映画『モリのいる場所』:ある無一物な芸術家の肖像
『モリのいる場所』という芸術家の日常を扱った映画を観て考えさせられたこと。芸術家というものを言い表すのに主体という言葉では役不足だという観点から、デカルトやカントを経由して、自然を反映する媒体としての芸術家像を探ります。そこでは自由という言い方さえ相応しくない。(2018/11/28-12/9)
キーワード:芸術家、無一物、宇宙のここさ、媒体、ファルス、反映、定言命法、自然、現実、映画
- モリのいる場所について
- モリの性格――無一物な暮らし
- モリの日常
- 無一物
- 非ファルスの的ふくらみ
- ファルスの自体享楽
- モリの場所
- 飽きないモリ
- 世界であって宇宙ではない
- 少欲知足
- 凝視するモリ
- 「世界の場所」から「宇宙の場所」へ
- 「我考える」と「胡蝶の夢」
- 「世界のどこかさ」と「宇宙のここさ」
- にぎやかだった一日:出来事としての〝その日〟について
- 知らない男
- 小学生女児
- その日の後で――モリのいる場所へ
- あとがき
続きを読む
【「実証済みのノウハウ」の胡散臭さ】実証と実験の現場を検める
「実証」と「実験」とでは言い方として効果が違っています。「実証実験」などとまとめられていたりすることもありますが、それらはわたしたちの生活の実際と一致することが賭けられているようでありながら、どこか〈別の世界〉の話題のようにも感じられます。差し当たって、わたしは「実験」の方に〈この世界〉性を見るつもりです。
キーワード:実証、実験、実際
続きを読む